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2023.08.31

パキスタン最高裁 少数派出身少女拉致 強制改宗・強制婚への重要な裁判を審問


Pakistan flag

2023年78月31日 パキスタン (Morning Star News)

8月29日、パキスタン最高裁判所は、児童強姦の加害者を保護するような判決において、少数派出身の少女の強制改宗及び強制婚を認めることを止める請願に応じるようパキスタン政府に命じました。2年前、当時13歳のクリスチャンの少女、ナヤブ・ギルさんをイスラム教徒の「夫」と同居するよう命じた、ラホール法院の判決を不服としての異議申し立てに対し、最高裁判所はこの申し立てを退け、ナヤブさんを「夫」の元へ返すように命じました。サダム・ハヤト(30)はナヤブさんを誘拐し、強制的にイスラム教に改宗させたとして訴えられましたが、裁判所は彼女の両親の親権を求める訴えを却下しました。また、裁判所はナヤブさんの年齢を証明するものとして、両親が提出した正式な出生証明書や裏付けとなる証拠を認めませんでした。ナヤブさんは誘拐され、強制婚をさせられたにもかかわらず、ハヤトから「自分は19歳で、自らの意志でイスラム教に改宗して彼と結婚した」と裁判所に話すよう脅されていました。最高裁がキリスト者やその他の少数派の少女に対する誘拐、及び強制婚や強制改宗といった悪しき常習に対し、正当な判決を下すことが求められます。

祈りましょう

  • 主が最高裁判所の裁判長の心を動かして、未成年の少女(そのほとんど年上の男から強姦や虐待されている)の誘拐と強制改宗を犯罪とする道徳的で公正な判決を下し、パキスタン全土の警察と裁判所がこのような悪しき犯罪から幼い少女たちや女性たちを守るように。
  • サダム・ハヤトから身を隠しているナヤブ・ギルさんと彼女の両親の上に主の守りがありますように。
  • ナヤブ・ギルさんのように強制婚させられた多くの少女たちが、最高裁が強制改宗や強制婚の慣行を罰する判決を下し、彼女たちが家族のもとに戻ることができますように。
  • このように心身共に傷つけられている 多くの少女や女性たちを主が癒して下さるように。