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2023.05.31

パキスタン司法また冒涜罪乱用 22才の若者に死刑判決

 Pakistan flag

2023年5月31日 パキスタン (Morning Star News)

パキスタン裁判所は、パキスタンの法律である「神への冒涜罪」に基づいて、証拠もない有罪判決で、22歳のキリスト者に死刑判決を下しました。ノーマン・マシ―さんの弁護人のラザール・アラー・ラーカ氏によると、検察側はノーマンさんの冒涜罪としての証拠を提示できなかったにもかかわらず、裁判所はそのような判決を下したとのことです。弁護人は、この判決を不服として控訴する予定です。ノーマンさんは4年前、彼の従兄弟とともに逮捕されました。逮捕後のこの4年間は、ノーマンさんと彼の一家にとって、精神的及び経済的にも非常に困難でした。ノーマンさんは逮捕の時、自宅で寝ていましたが、警察はノーマンさんが午前3時半頃、公園で9、10人の人々に神を冒涜するような映像を見せたと主張しています。ノーマンさんと従兄弟は、警察により「秘密情報を流した」として起訴され、逮捕に至りましたが、この起訴状は法廷においては開示されませんでした。

祈りましょう

  • このような困難の中にある、マシ―さんとご家族を主が強め、励まし、弁護士費用などの支払いや経済的な必要などが与えられるように。
  • マシ―さんたちを助けている弁護人たちが、次の控訴審において、また警察の改ざんなどに対してどのように闘えばよいか知恵が与えられるように。
  • マシ―さんや彼のように「冒涜罪」という冤罪で、拘束されているクリスチャンたちの無罪が証明され、釈放されるように。