パキスタン　暴徒集団がキリスト者や教会を襲う

8月16日、2人のクリスチャンの青年たちがコーランのコピーを冒涜し、預言者ムハンマドを侮辱したという疑いで、そのことに怒りを覚えた約5,000人のイスラム過激派が暴徒と化し、ファイサラバード地区の街を暴れ回りました。暴徒たちは市内全域で、89軒のキリスト者たちの家屋と25の教会に火を放ち、激しく破壊しました。何百人ものクリスチャンたちの家や持ち物が破壊され、盗まれ、またさらなる襲撃を恐れて逃げました。暴徒たちは数時間後、政府が派遣した警察と軍隊によって鎮圧されました。2人の若いクリスチャンたちは逮捕され、同地区の冒涜罪により起訴されました。冒涜罪による冤罪は、パキスタンではよくある法律であり、キリスト者たちを迫害するために乱用されてきました。政府は家や財産を失った人々に、経済的援助を提供することを約束し、警察は暴徒たち130人を逮捕しました。