Close

2021.08.17

タリバン征服により厳しい状況下にいるアフガンのクリスチャンたち

2021年8月17日 アフガニスタン (ICC)

8月15日、アフガニスタンでは政権が崩壊し、タリバンは首都カブールを占拠し、アフガニスタンは事実上、タリバンの支配下にあると声明を発表しました。タリバンが再び政権を握ると、アフガニスタン国内にある地下教会は、不安と脅威にさらされることとなります。アフガニスタンでのクリスチャンたちのほとんどは、イスラム教からの改宗者たちであります。改宗者という立場であるアフガンのクリスチャンたちは、過激派からとあるいは一般社会の両方から迫害の標的とされます。タリバンは過去に改宗者たちを処刑したこともあり、彼らがその村を支配するのであれば、村の全世帯に1日に5回モスクへ祈りに行くように強要します。モスクに行かない場合は、行かなかったそれなりの理由を説明しなければなりません。多くのクリスチャンたちは、自分たちの娘がタリバンから奪われ、タリバンの戦闘員と結婚を強いられることを恐れています。新政府は、村の長老たちやイマームたち(イスラム指導者)、そしてムッラーたち(イスラム教の奥義に深く精通したイスラム教徒の男性の尊称)に15才以上の少女から45才以下の未亡人のリストを作成させ、タリバンに渡すことを宣言しました。その目的として、これらの少女たちが「ムジャーヒーディーン(ジハード(聖戦)を遂行する者という意味)との宗教的結婚生活」に入れるよう、彼女たちに「純粋なイスラム教」を教え、イスラム教を受け入れるようにさせるためです。

 

祈りましょう

  • 主が、多くのクリスチャンたちが国から退去できるようにして下さいますように。
  • 国内に残っているクリスチャンたちが、最期まで信仰に堅く立っていられるように。
  • タリバン戦闘員と結婚を強いられている、クリスチャンの少女たちの信仰がイエス様にあって守られるように。