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2019.01.29

ソマリアの家族 亡命先ケニアで脅迫や賄賂によって改宗強要

2019年1月29日  ソマリア  (ICC)

ケニアのナイロビ郊外で、あるクリスチャン一家が地元のイスラム教グループによって絶えず襲撃され、脅迫を受けています。父親を亡くしているハッサンと彼の母親は、キリスト教を信仰している彼らを忌まわしく思うグループから、何度かにわたって襲われています。ハッサンは、今年の1月19日に起こった襲撃を含め複数にわたって暴力を振るわれるだけでなく、彼の家族がイスラムに改宗しないなら殺害するという脅迫を受け、また賄賂によってでもイスラム教に戻らせられようとしています。ハッサンの母親によると、これらの襲撃は彼らを常に恐怖に怯えさせ、一家の大黒柱である父を亡くしてからハッサン一家は、ソマリアからケニアに亡命したのです。ナイロビでクリスチャンになったばかりの彼らは生活を送ろうと安全な場所を探し、移り住みましたが、その後、彼らが経験してきたのは、他の親族をも含むイスラム教徒たちからの脅威しかありませんでした。ケニアの宗教は、おもにキリスト教でありますが、実際、クリスチャンたちは、隣国ソマリアからのイスラム武装グループ、アル・シャバブから頻繁に襲撃の的とされています。また、かつてはイスラム教徒であったケニア人のクリスチャンたちも、移民したソマリア人のイスラム教徒たちからの魔の手に悩まされています。

祈りましょう

  • ハッサンと家族が、新しく信仰をおいている主から強められ、イスラムに戻ることのないように。
  • 警察当局は、クリスチャンたちを護る努力を怠らず、忠実な任務を遂行するように。
  • ハッサンたちが住んでいる地域で、信仰強い他のクリスチャンたちを見つけて、繋がることができ、良い教会を見つけることができるように。