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2020.07.14

スーダン キリスト教への改宗で極刑は廃止

Sudan flag2020年7月14日  スーダン  (Church Leaders)

スーダンの暫定政権は、宗教上による差別に終止符を打つための対策を講じています。背教行為(キリスト教への改宗を含む演説や行動を通じてイスラムから離れること)によっての罰則やシャーリア法(イスラム法、コーランの教え、その規則は民法や刑法まで広範囲に及ぶ)は廃止されました。イスラム教が主な宗教となっているアフリカ諸国では、30年以上にも及ぶシャーリア法と、22年間の内戦に耐えてきました。この法改正により、人口の約3パーセントのイスラム教を信仰していない人々だけでなく、イスラム教徒たちも保護下におかれることとなります。死ぬまで石打ちの刑に課せられることは、背教行為の罰則でした。スーダンはまだ今も不安定な状態であり、クリスチャンたちは依然として襲撃に遭い、3月にはアムダラ・ハムドク新首相が危うく暗殺されかけ、幸いなことにその生命を取り止めました。一部の強硬派イスラム教徒たちは、現首相政権を単なる移行期と見なし、一部ではシャーリア法の復権を要求しています。

 

祈りましょう

  • スーダンの新政権によって、古い体制に変化がもたらされていることに主を誉め讃えます。
  • スーダンにおける信仰の自由と平等をもたらそうとする、新首相をはじめとする勇敢な新政権を主が守り、祝福してくださるように。
  • イスラム教徒たちがどんなに強硬であっても、新政権を打倒させることはできず、クリスチャンたちと教会はよりいっそう自由に、大胆に礼拝を捧げることができるように。