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2017.06.12

イスラム国で3年間拘束された少女 家族のもとへ

2017年6月12日  イラク  (AINA News)

2014年、過激派組織「イスラム国」は、クリスティーナという名の3歳の少女を誘拐しました。彼女の家族は、幾夜も眠れぬ夜を過ごし、愛おしい娘のために祈りを捧げてきました。そして数日前、クリスティーナは、家族と再会することができました。再会の喜びとともに家族にとっての新たな課題は、クリスティーナには、家族の記憶がないことです。イスラム国は、イラクの少数派と言われる人たち、特にヤジディー教徒から、多くの男性と女性、そして子供たちまでさらっていくのです。イスラム国の兵士たちが侵略する前に逃げなかった、或いは逃げることができなかったクリスチャンたちは、イスラム国による最終通達を受けました。それは人頭金を払うか、イスラム教に改宗するか、或いは殺されることによって死を選ぶのかーという選択をしなければならないのです。イラクのクリスチャンたちは、イスラム国からの激しい迫害の嵐を通り、復興に向けて立ち上がろうとする姿は、喜ばしくもあるのですが、長いあいだ虐げられてきた痛みは、間違いなく何年も傷あとを残していくのです。

祈りましょう

  • クリスティーナが、家族の元に帰れたことに主を賛美します。
  • 捕らわれていた生活から元の生活に戻るこのときに、神様がクリスティーナと彼女の家族に多くの癒しと慰めをもたらして下さるように。
  • この一家は、過去は神様の足元に置き、家族で未来を見据えることができるよう神様が助けて下さるように。