イスタンブール市長選 野党圧勝
2019年4月19日 トルコ (ICC)
トルコ統一地方選挙の再選は、4月17日に終わり、結果は、共和党人民党候補者がイスタンブール市長として正式に発表されました。この選出は、25年間イスタンブールを統治していた、エルドアン大統領率いる国政与党が多大な敗北となりました。大都市イスタンブールの市長となったエクレム・イマモーグル氏は、その就任スピーチで、宗教や民族によって、市民への扱いに隔たりを失くし、イスタンブールに平和を取り戻すと公約したのです。イマモーグル市長は、キリスト教徒と少数派宗教者の皆さんへと、具体的に名前を挙げ、「誰にもあなた方に不当な扱いをさせはしない」と公言しました。イマモーグル市長の説得力のある言葉は、エルドアン大統領が使った言葉とは対照的なものでした。大統領は、トルコ社会構造を分裂させようとしている二極化政策に対して強く批判されています。大統領は失った議席に対して、勢力を回復させようとする術はまだ見られていません。
祈りましょう
- イスタンブール新市長となったイマモーグル氏が、クリスチャンたちや少数派宗教の人たちに対しての公約を実現させることができるように。
- エルドアン大統領が支配してきたトルコ政府が、この選挙の結果を寛大に受け入れ、イマモーグル市長を解任させたりすることのないように。
- 主が、トルコのクリスチャンたちを励まし、強め、彼らが忠実で真実なイエス・キリストの良き証人となれるように。