
2025年2月24日 (Morning Star News)
パキスタンの教会指導者たちやその他の多くの人々は、冒涜法が招く暴力的な不公正を描いたドラマを前例のない全国放送で、テレビプロデューサーや出演者たちが命がけで制作したことを賞賛しました。この番組は人気シリーズのドラマとなり、その最終回では、或る嫉妬深い男が自分が恋して、自分のものにしたい女性に対する腹いせで、イスラム教を冒涜する罪を彼女に着せ、計画的に彼女を陥れるという内容でした。その後の彼女を襲撃するストーリーは、パキスタンではよくあることですが、このような内容があえて全国放送され、視聴者に晒されることは稀です。悲しげな音楽に合わせて、スローモーションで演出されたシーンでは、暴徒化した集団が彼らの手で「正義」を貫き、正当な裁判もされず、濡れ衣を着せられた 「冒涜者 」たちを死で制裁を下します。 多くの視聴者たちが力強いメッセージ性のあるこのシーンを賞賛し、キリスト教の人権活動家のラザール・アラー・ラーカ氏は、このドラマが「国家としては、もはや無視することのできない本質的な問題提起の火付け役になる」と語りました。このドラマの制作に関わった勇者たちは、冒涜罪の冤罪で生命を奪われた犠牲者たちの写真や、冒涜に制裁を加えようとする暴動で、放火された教会やキリスト者たちの家屋のイメージ写真まで番組の終わりのクレジットの中、放映しました。
祈りましょう
このテレビ番組を神様が用いて下さり、この番組の全ての制作者たちに勇気を与えて下さった主を賛美します。また、この番組に関わった全ての人々がイスラムの過激派からの報復から守られるように。
このテレビ番組が大反響となり、パキスタン政府にも影響を与え、冒涜罪による冤罪の告発という悪しき行為を終わらせるため真摯な取り組みがなされるように。
冒涜罪の冤罪で服役中の人々が無罪となり、自由を勝ち取ることができるように。
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